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文化分解

デザインの世界でひたすら走り続け、気がつけば恐ろしや早くも三十有余年にもなる。文化と経済は車の両輪と云われながらも、わが日本では文化は未だに経済の脇役に甘んじ、心の豊かさや生活の潤いは暗中模索の只中にいる。このプログでは、少々の脱線は予測されるものの、文化を基軸にしたものにしていきたい。
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人はヒトとして自然なのだろうか
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    幸いにも自分は戦争の苦難を体験することなく生まれ、青春時代を日本の高度経済成長とともに歩んできた。オイルショックやバブル崩壊も戦争とは見比べるほどもない。しかしこれまでの和平は、将来をも約束するものではないことも確か。近年、地球温暖化や食料・資源の枯渇の危機が叫ばれ、ニュースでも高い関心をもって報じられるようになってきた。現在、地球にストックされている食料は55日分しかないとか、人類がこのまま増え続けてしまって80億人に達すると滅亡の危機に至るともいわれている。われわれ戦争を知らない世代がこれまで安穏と送ってきた生活の、ひょっとしてほんのすぐ先に戦争をはるかにしのぐ想像を絶する大きな試練と苦難が待ち構えているかもしれない。
    人間は、これまで地球を人間サイドから見過ぎてきた。地球サイドから見れば、人類の誕生こそは地球にとって不幸であった。他のほ乳類はもちろんのこと、あらゆる動物、植物に至るまで、かつて自然を支配しようとするものなどいなかった。各生物は自分の子孫を残すために凄まじい生存競争はするものの自然の摂理に逆らうことはなかった。ヒトが誕生して、わずか1万数千年しかたっていないが、生物の中には億年単位の時代を生き続け、今に至っているものも多い。クラゲやイソギンチャクのような、人間からは下等と見られている生物がしかりなのだ。途方もなく長い時代を生き抜き、今に至っているということは、それだけの強い生命力と自然と共生できる対応のすべ(広い意味での文化といえるのだろうか)をそなえ続けてこられたからに他ならない。人類が近い将来、滅亡の危機に瀕したととしても、おそらくこれらの生物はなにくわぬ顔で生き続けていくに違いない。

    今月の23日の祝日、NHK BShiのPM8:00から9:30の90分番組がある。昨秋、わが協会のイベントで講演をお願いした日高敏隆先生の特別番組と聞いた。長年にわたって日本の動物行動学を導いてこられた先生の発言に注目したい。
    ネクタリン
    桃を小さくしたようなネクタリン/©COPYRIGHT Naoki Tatematsu


    9月23日(祝)、
    前地球研所長(現・顧問)の日高敏隆先生の特別番組がNHKで放映される。

    以下、NHK番組表から抜粋

    ハイビジョン特集「渋谷でチョウを追って~動物行動学者・日高敏隆のまなざし~」
    チャンネル:BShi
    放送日 :2008年 9月23日(火)
    放送時間 :午後8:00~午後9:30(90分)

    番組内容/日中戦争の頃、東京渋谷区でチョウを追っていた少年がいた。後に動物行動学者になる日高敏隆。チョウはなぜ同じ道を飛ぶのか。20年かけて疑問を解明する軌跡をたどる。

    詳細/渋谷区東界わいは、日中戦争のころ小高い丘だった。そこでひたすらチョウを追っていた少年がいた。後に動物行動学者になった日高敏隆、78歳。少年は不思議なことに気がついた。チョウはなぜ同じ道を飛ぶのだろう。花のせい? 風のせい? 少年はその疑問を追い続けた。戦後は高尾山で、府中で。20年がたったとき、彼はようやくその疑問を解く。こたえは「光」だった。勇気と夢を与えてくれる、日高の歩んだ研究の軌跡を追う。

    | 文化 | 01:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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