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文化分解

デザインの世界でひたすら走り続け、気がつけば恐ろしや早くも三十有余年にもなる。文化と経済は車の両輪と云われながらも、わが日本では文化は未だに経済の脇役に甘んじ、心の豊かさや生活の潤いは暗中模索の只中にいる。このプログでは、少々の脱線は予測されるものの、文化を基軸にしたものにしていきたい。
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ヴェクシェーに木の国・日本がある
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    今、「宮大工西岡常一の遺言」を読んでいる。先月末、神戸に遊びに行った時にトイレを借りた書店で思わず買ってしまった本である。薬師寺の伽藍復興に六十歳で棟梁を引き受けた西岡常一さんいわく、コンクリートや鉄、ガラスが主流の現在にあって、樹齢千年の桧には千年の命があると、かつての木の国・日本を寺院建築でよみがえらせた人ともいえる。先日、スウェーデンのヴェクシェーという小さな町ですすむ環境にやさしい取り組みを知った。全エネルギー消費量に占める再生可能エネルギー*がすでに50%を超え、冬の暖房エネルギーに限ってはなんと90%とか。衝撃的なのは、8階建ての完全木造住宅。エレベータも木造である。部屋ごとにスプリンクラーを設置しているようであるが、外部からの火には無防備ではないのだろうか、消防法はどうなっているのだろうか等といらぬ心配をしてしまう。3階建ての木造住宅建設もままならぬ日本に住む私には、及びもつかぬことではあるが、その8階建てを見ているうちに、思わず復元された薬師寺西塔とオーバーラップしてしまった。これからの地球を考えるとき、既存のエネルギーが枯渇する前に木の国・日本が違った意味で求められてもいいのではないだろうか。


    *再生可能エネルギーエネルギー(Renewable Energy)とは、
    自然界に存在するエネルギー流に由来し、かつ自然界の営みによって利用するのと同等以上の速度で再生されるエネルギー源(またはそこから発生するエネルギーそのもの)を指す(再生されなければ、定義から外れる)。 単にREと略されることもある。資源を枯渇させずに利用可能であるため、枯渇性燃料が持つ有限性への対策、地球温暖化の緩和策、また新たな利点を有するエネルギー源などとして、有効性と必要性が指摘され、近年利用が活発化している。
    (出典:ウィキペディアによる)
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