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文化分解

デザインの世界でひたすら走り続け、気がつけば恐ろしや早くも三十有余年にもなる。文化と経済は車の両輪と云われながらも、わが日本では文化は未だに経済の脇役に甘んじ、心の豊かさや生活の潤いは暗中模索の只中にいる。このプログでは、少々の脱線は予測されるものの、文化を基軸にしたものにしていきたい。
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北新地マップ制作に思う
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    先月末、北新地の恒例となった節分お水汲み祭りに合わせて、北新地マップをデザイン制作させていただいた。今回で第三版となるが、毎回思うことは店の転廃業と転入によるテナントの入れ替わりが激しいこと。行政区画名に「北新地」という名はないが、現在の北新地は東は御堂筋から西は四ツ橋筋までの約520m、北は国道2号から南は堂島川までの250mに囲まれた区域を、そう呼んでいる。その中にざっと2,500軒とも3,000軒とも言われる店がひしめき、内、400軒ほどが北新地社交料飲協会に加盟する協会員である。前述の北新地マップは、その加盟店の地図上の位置や基本店舗情報を網羅したものだ。2年ぶりの改訂になるが、少なく見積もっても全体の1/10は入れ替わっている。北新地全体におき直すと、ざっと2年で250軒〜300軒がこの街を退場し、ほぼ同じ数だけの新しい店が入場したことになる。
    商売の厳しさを思い知らされる数字ではあるが、そんな荒波にびくともしない老舗があるのもまた事実。私の心やすいママさんが仕切るクラブは今年37年になる。

    北新地マップ
    北新地マップ表紙/昭和9年頃の北新地は写真のようにお茶屋街であった

    3年ほど前、街起こしの一環として、北新地三百年の歴史と文化を後世に残す文化銘版「わが北新地」と呼ぶサインをデザイン制作させていただき、現在、新地本通の遊歩道上に10基が設置されている。この時の制作のために東奔西走して集めた多くの資料が、わが事務所に眠っている。これを今一度活かしつつ、北新地の生き証人からの新たな情報などを加え、ぜひライフワークとして北新地を一冊にまとめあげることを密かに目論んでいる。背中を押してくれる人がまだ少なく、より強く押してくれる人々を待ち望みつつ動きつつある。
    このブログを読まれた方で、北新地の歴史・文化・伝統に関する情報をお持ちの方は、ぜひご一報を。今や貴重な北新地の文化遺産は語り部の高齢化とともに消失寸前の状況にあると危惧している。
    立松直樹/arp_naoki@yahoo.co.jp




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