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文化分解

デザインの世界でひたすら走り続け、気がつけば恐ろしや早くも三十有余年にもなる。文化と経済は車の両輪と云われながらも、わが日本では文化は未だに経済の脇役に甘んじ、心の豊かさや生活の潤いは暗中模索の只中にいる。このプログでは、少々の脱線は予測されるものの、文化を基軸にしたものにしていきたい。
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aaca体験シリーズ「日吉・北山塾」
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    社団法人日本建築美術工芸協会・かんさいでは、6月16日?17日(1泊2日)、『日吉・北山塾』を盛会のうちに無事終了した。

    関西地方梅雨入り宣言直後でありながら、この2日間は見事なまでの快晴に恵まれ、aacaかんさいの記念すべき第1回目の体験シリーズを迎えたのであった。

    第1日目は、日吉山の家にて陶芸家寄神宗美氏(aaca会員)が講師役となっての陶芸体験。常日頃、土に触ることのない参加者も盛り皿作りに時間を忘れて没頭、後日の焼き上がりに思いを馳せての愉しい一時となった。夕食は場所をかえて寄神氏のアトリエで。氏の奥様の陣頭指揮のもと、地元の方々の真心こもった家庭料理の数々は京都市内のおばんざい専門の店にもひけをとらない味付けで参加者をうならせることしきり。極めつけは新鮮な鹿肉の炭火焼へと続く。もちろん、ワインでの乾杯からビール、日本酒、焼酎、ウォッカとアルコールが進んだのは言うまでもない。途中、晩餐を中座して、アトリエ前を流れる小川での蛍を鑑賞、群舞し明滅する幽玄の世界を楽しんだ。

    第2日目は、ほぼ定刻の8時半スタート。日吉森林組合の湯浅勲氏(理事・参事)に先導されての山歩き後(深夜遅くまで深酒をしたメンバーにはアルコールを抜く良い運動に)、森林活性化への熱弁を受ける。林地を団地化したり、作業現場にフィンランド製の高性能機械を導入するなど、全国から注目を浴びる革新的な森林産業に聴き入った。そして最後のメニューは、中田林業の代表でaaca会員でもある中田明氏による北山丸太の現状と今後の課題などを聴いた。見事な北山杉が林立するご自身所有の山々を見学、想像を超える並々ならぬ手入れは、まさに親が子を育てるに似た真心を参加者は感じ取ったに違いない。他に230年前に建築の日下部邸、書院からの見事な景観に心洗われる宗連寺の見学などもあり筆舌に尽くしがたしといった内容の濃いものとなった。

    こうして瞬く間に2日間が過ぎ去ったが、体験シリーズの名にふさわしく、aacaかんさいとして次の第2回目へと続く手応えを実感した次第。
    | 建築・美術・工芸 | 00:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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