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文化分解

デザインの世界でひたすら走り続け、気がつけば恐ろしや早くも三十有余年にもなる。文化と経済は車の両輪と云われながらも、わが日本では文化は未だに経済の脇役に甘んじ、心の豊かさや生活の潤いは暗中模索の只中にいる。このプログでは、少々の脱線は予測されるものの、文化を基軸にしたものにしていきたい。
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紀文にちなんで表示された沖乃白帆
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    紅葉の色づきのはじまりとともに果物の主役がミカンに変わろうとしている時節であるが、スーパー等に陳列されるミカンのサイズを表す表示といえば、アルファベットでM、S、2S、3Sなど。ところがミカンの産地和歌山では昭和30年代までは、みかん箱にスタンプで押されたサイズ表示は「沖」「乃」「白」「帆」。
    かつて紀文こと紀伊国屋文左衛門が千石積みの『天神丸』で、ミカンを積んで大しけの中を江戸に向け命がけで出航し、潮岬を越え、熊野・遠州灘を突っ切り、江戸に着いたことから、市中の評判となり、誰いうとなく、『沖の暗いのに白帆が見える あれは紀の国 みかん船』と唄われるようになったとか。この唄に出る沖、乃、白、帆がいつの間にかミカンのサイズ表示に使われたとは、また風流なことである。デジタル化の現代にあって、少しはこのような遊びがあってもいいのではないだろうか。

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