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文化分解

デザインの世界でひたすら走り続け、気がつけば恐ろしや早くも三十有余年にもなる。文化と経済は車の両輪と云われながらも、わが日本では文化は未だに経済の脇役に甘んじ、心の豊かさや生活の潤いは暗中模索の只中にいる。このプログでは、少々の脱線は予測されるものの、文化を基軸にしたものにしていきたい。
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港町、境港と三保関
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    境港

    境港・三保関を写真付で紹介→arpのHPへ

    境港・美保関

     

    鳥取県の西北端、三方を海に囲まれた境港市は、港とともに発展してきた町であり、水木しげるロードなどの観光スポットにも恵まれた港町です。また、境水道を隔てて境港と相対する島根県美保関町も半島の町。隠岐観光の玄関口であり、いん石の町としても知られています。この二つの港町を紹介します。


    ■港と歩む境港
    一日の始まりは境漁港から
    境港には、商港と漁港の二港があり、取扱貨物量、漁獲水揚げ量はいずれも山陰随一です。特に漁獲においては、平成4年から8年までの連続5年間、水揚量日本一を記録しました。境漁港の一日は、まだ闇のうちから始まります。地元の漁船のみならず、遠くはロシアの船からも魚介類が水揚げされ、広大な魚市場に所狭しと並べられていきます。午前5時30分。場内外にアナウンスが響き渡ると、にわかに人々が活気づきます。荷受人を、赤い帽子の仲買人数十人が取り巻き、セリが始まると、漁獲量の多いイワシやアジ、イカ、紅ズワイガニなどが次々と入札によって落とされていきます。開始からわずか1時間半ほどで、水揚げされた魚は県内はもとより、東京や大阪などの大消費地へと旅立って行くのです。水揚げされたばかりの魚介類を、一般の人々が手に入れられるのが、魚市場と目と鼻の先の境港水産物直売センターです。魚は何と言っても鮮度が命。朝から新鮮な魚を求める人々で早くも賑わいます。
    (境港水産物直売センター/境港市昭和町 TEL0859・44・6668)

    朝とれた魚が一面の海鮮丼
    大型のコンテナ船が接岸する4万トン岸壁の西隣に、漁村の面影を残す中野の船だまりがあります。その船着き場に面した魚山亭は、漁を終えた漁師たち行き付けの食事処です。毎朝、主人自ら魚市場に出向いて、新鮮な魚介類を仕入れ、素材を生かした料理を提供しています。その人気の料理が、魚山丼とカニの味噌汁。ちらし寿司にも似た特上魚山丼の圧巻は、酢のきいたご飯に錦糸卵をまぶした後、アジ、サーモン、タイ、ハマチ、イカ、タコ、イクラ、エビなどを一面にのせた海の幸の満載のボリュウム。醤油をかけて一気に食べる醍醐味は、こたえられません。かたやカニの味噌汁の驚きは、直径20センチはあろうかという椀のサイズ。それに負けないほどの生ガニの足が惜しみなく付き、味噌汁はカニ味噌たっぷりでそのこくが口の中に広がります。ズワイガニの入らない時期は紅ズワイガニを用いて年中いただけます。
    (魚山亭/境港市中野町 TEL0859・42・2337)

    ■観光の町境港
    白鳥姿の夢みなとタワー
    平成9年に開催された「山陰夢みなと博覧会」の跡地に造られた夢みなと公園は、白砂青松の弓ケ浜と伯耆富士と言われる大山を一望できる境港の新しい観光スポットです。その中核施設が、白鳥をイメージして建てられた夢みなとタワー。長い首にあたる高さ43メートルの展望タワーの最上階ヘはシースルーのエレベーターが一気に運んでくれます。360度の大パノラマは、空高く舞う鳥の視界を思わせます。胴体にあたる四階建ての本館部分には、さまざまな施設が入っています。一階には、大正から昭和初期にかけてのレトロな港町を現出させたみなとまち商店街があり、鳥取県の名産や特産品が展示即売されています。三階に上がると、世界最大級の立体映像システムにより、日本海を取り巻く国々の交流を紹介する環日本海研究室。鳥取県ゆかりの人物がロボットとなって熱弁をふるうとっとり研究室と続きます。四階には、日本海対岸諸国のさまざまな文化が体験できる夢みなと交流村があったりと、それぞれに趣向が凝らされ家族そろって楽しめる施設です。
    (夢みなとタワー/境港市竹内団地TEL0859・47・3800)

    みなと温泉館と境港さかなセンター
    夢みなとタワーに隣接して、楽しさ倍増の施設があります。そのひとつがみなと温泉館。山陰・夢みなと博覧会の建設中に突如、湧き出た天然温泉です。男女ともに露天風呂があり、美保湾の海原と大山を眺めながらのいで湯に浸れます。また境港さかなセンターは、水産物直売センター同様、境漁港に水揚げされた魚介類をはじめ、海産加工品など日本海の幸が直売され、お土産には打ってつけの施設です。
    (みなと温泉館/境港市竹内団地 TEL0859・47・3870 境港さかなセンター/境港市竹内団地 TEL0859・45・1111)

    海とくらしの史料館
    一歩中に入ると、宙に浮かぶ無数の魚に驚かされます。約700種・4、000点もの魚やカニなどのはく製を蔵する日本一のはく製水族館が、海とくらしの史料館。香川県在住の種政幸さんが、30年以上を費やして開発したはく製技術によるもので、以前、境港の水産会社に勤めておられた縁から実現しました。ホホジロザメやクロマグロなどの大型魚から、小さなチョウチョウウオまで世界各地の魚や甲殻類が展示されています。生きた魚と違い、目前でじっくり観察できるのも魅力。また2階には境港で使い続けられてきた民具類が展示されています。なかでも冬期に、船上で手を暖めるための特殊な形の火鉢など港町ならではの道具類が興味をそそります。
    (海とくらしの史料館/境港市花町 TEL0859・44・2000)

    台場公園の境港灯台
    幕末期に鳥取藩により築かれた砲台跡は、現在、台場公園として市民の憩いの場となっています。公園内には高さ9メートルの白亜の木造六角洋式灯台がそびえています。山陰最初の灯台として、明治28年(1895)に開設され、昭和9年にその役目を終え、昭和48年に解体されましたが、平成3年、境港の歴史と発展の象徴として復元され今日に至っています。

    銀色に光るみなとさかい交流館
    台場公園から 境水道沿いの道を西へ。右手に大小様々な漁船が並び、港町ならではの光景を見せてくれます。隠岐島へのフェリーや高速艇が横づけする岸壁に着くと、その左手に銀色に光るビルが目に入ります。みなとさかい交流館です。JRと隠岐汽船を結ぶターミナルの機能をそなえ、フェリーや電車の待ち時間を利用して楽しめる施設が入っています。境港の歴史や海の魅力を学んだり、仮想航海体験のできるプレジャー号に乗船できるのが、二階のマリンプラザ21。また眼下の境水道を行き交う船を見ながら入浴できるのが、4階のさかいポートサウナ。それぞれ交流の輪を広げ、想い出残るスポットです。
    (みなとさかい交流館・観光案内所/境港市大正町 TEL0859・47・0121)

    妖怪に会える水木しげるロード
    ゲゲゲの鬼太郎をはじめ、80体ものかわいい妖怪ブロンズ像が道路沿いに並んでいます。境港生まれで妖怪マンガの第一人者水木しげる氏が監修した総延長800メートルの商店街道路、それが水木しげるロードです。商店街に訪れた観光客は、平成5年の2万1千人から、妖怪ロードとして全線が完成した平成8年の約41万3千人に急増、その後も観光客数は減ることはなく、全国の商店街垂涎の商店街です。一時は衰退の一途をたどったものの妖怪ロードで見事に蘇ったのです。

    境港の伝統工芸、弓浜絣
    伝統工芸士・南家均さんの自宅のアトリエでは、伝統的工芸品の弓浜絣が今も織られています。江戸後期に弓ケ浜や米子で「浜絣」と呼ぶ絵絣が、農家の婦女子によって織られるようになったのが発端で、盛時は明治中期まで続きました。当時、絣技術の高さが良縁の条件にもなったことから、技術の高度化が進みました。深い藍色の地に、絣独特の白抜きの絵柄が美しい先染め平織りの綿紬。種糸作りと呼ばれる弓浜絣独自の作業のほか、20近くもの工程を経て、素朴な風合いの絵絣が浮かび上がります。
    (南家織物/境港市外江町TEL0859・42・3233)

    ■古しのぶ美保関
    隠岐配流への出発地が美保関港
    島根半島の先端近く、美保湾に面した小さな入り江が、古代から港の営みをつづける美保関港です。かつて後鳥羽上皇や後醍醐天皇が隠岐に配流される際、船をこぎ出した港として知られ、江戸時代には北前船の寄港地として栄えました。近年は漁港として、人々の生活を支えています。今も変わらぬ港の町並み 背後の山と美保関港のわずかな平地に、人家が軒を寄せ合い、懐かしい郷愁を漂わせています。美保造りと呼ばれる独特の美保神社は、祭神が美穂津姫命とエビス様として知られる事代主命。巨大なしめ縄が飾られた神門をくぐると、正面の厳かな本殿が昔と変わらぬ佇まいを見せています。参道の脇には、青石たたみ通りと呼ばれる石畳の小路があり、古い木造の旅館が並ぶなど、悠久の歴史を色濃く残しています。その先を行くと、後鳥羽上皇、後醍醐天皇の行在所となった仏谷寺があります。大日堂には、重文で平安初期の薬師如来坐像を中心に、柔和で均整のとれた7体の仏像が祀られています。
    (仏谷寺/美保関町美保関 TEL0852・73・0712)

    半島突端の美保関灯台
    美保関港から、さらにすすんだ半島突端には美保関灯台があります。高さ14メートルの石造りの灯台は境港灯台に遅れることわずか3年の明治31年(1898)に開設され、今も現役として活躍中です。灯台隣接の建物は、かつて灯台守の宿舎で、昭和48年に改装され、灯台ビュッフェとしてオープンしました。赤い瓦屋根が映え、観光に訪れる人々の休憩所となっています。飲食ができる展望室からは、海抜73メートルの海のパノラマが眺められ、空気の澄んだ日には隠岐の島々が眼前に加わり、雄大な日本海のロマンを満喫できます。景色とともに店のおすすめが、鯛めしと言う料理。ご飯の上に鯛のそぼろ、玉子のみじん切りなどが盛られ、木桶で登場。それを茶碗によそい、ダシをかけてお茶漬けのようにかきこみます。この地方ならではの郷土料理です。
    (美保関灯台ビュッフェ/美保関町美保関TEL0852・73・ 0211)

    いん石の形をしたメテオプラザ
    七類湾に面し、隠岐へのフェリーが発着するターミナルを備え、いん石、灯台、波をイメージさせる複合施設がメテオプラザ。ここに46億年前に誕生した必見の物体があります。平成4年12月10日の夜、町内の松本さんの自宅をいん石が直撃しました。屋根から、二階の天井、床を突き破り、一階の畳の角をへし曲げ、床板を破って地面へ。6千百万年の宇宙の旅にピリオドが打たれたのです。メテオプラザ四階のメテオミュージアムに常設展示されているのが、この美保関いん石で、展示ケースの中で長い旅路の疲れをいやすかのように静かに横たわっています。三階には、打って変わって陽光まばゆいプール。特徴は、目前の七類湾の下から引いた海水を使った温海水プールであること。レンタル水着も用意されミネラルたっぷりの海水でリフレッシュできます。その階下の二階に行くと、自然豊かな町には珍しいリラックスルームが。心身をリラックスさせてくれる6台のカプセル型のマシンがあり、神秘な宇宙空間に漂ういん石のようです。様々な神事が今に残る美保関ですが、この港町にも新しい息吹が宿っています。
    (メテオプラザ/美保関町七類 TEL0852・72・3939)

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